ヨーロッパと言えば、英語が通じると思っていませんか?
国や地域によっては英語が通じることもありますし、もちろんイギリスは英語圏の国ですので問題ありませんが、少なくともベルギーは英語が通じる国ではありません。
ここではそんなベルギーの言語事情について紹介していきます。
ベルギーって英語が全然通じないっすよ。
まじ?ブリュッセルとかも?
ブリュッセルはフランス語にプライドを持つ地域
海外出張でベルギーに来られる方は、おそらくブリュッセルに来られるのではないでしょうか。
EUの中心地でもあるブリュッセルだからこそ、英語が通じると思っている人が多いでしょう。
しかし、ブリュッセルはベルギーの中でも悪名高い、「フランス語しか通じない地域」です。
ベルギーは国民の7割がオランダ語を話す国ですが、ブリュッセルにある日本国大使館の警備員でさえ、オランダ語は通じませんし、英語もほとんど通じません。
他の地域から来たベルギー人がオランダ語で話そうとしても、「ここはブリュッセルですからフランス語で話してください」と言われてしまう地域です。
ベルギー人は英語が話せない
さらに、ベルギーは全体的に英語を話せる人が少ないです。
もちろん英語で挨拶くらいはできる人がほとんどですが、少し具体的な話になると、英語で対応できない人が多いように感じます。
例えば、市役所のスタッフに「トイレ”restroom”はどこ?」と尋ねたとき、「え?レストラン”restaurant”?」と聞き返されたこともあります。
そのため、ベルギー国内において「英語が通じるから大丈夫だろう」と思うのは極めて危険です。
もし街中で道に迷ってしまったら、あなたを英語で助けてくれる人を見つけるのはかなり大変かもしれません。
だからこそ、普段から注意する必要があります。
いざとなれば日本語で対応!
日本人は一生懸命英語で話そうとし、英語が通じないと「自分の英語がおかしいのかもしれない」と思ってオロオロしてしまうところがあります。
しかし、一生懸命頑張っているにもかかわらず、相手から白い目で見られたり、「ここはブリュッセルだからフランス語を」などと言われたりしたら、日本語で言い返せば良いのです。
日本語で言い返したところで相手には通じないでしょう。
しかし、スリなどが横行しているブリュッセルを中心とした地域で、言語が通じないからと小さくなってしまったらますます危険です。
「この外国人ははっきり言う」「この外国人は騙せない」と相手に思わせることが大切ですので、もしも言語でいらっとすることがあったら、遠慮なく日本語で言い返してください。
俺も一度、何も言い返せなくて、嫌な顔されたことがありますよ。
おれたちは、日本語で頑張ろうぜ!
まとめ
ベルギーはあまり英語が通じる国ではなく、ましてやブリュッセルでは英語がほとんど通じないと思っておいた方が良いでしょう。
だからこそ、いざとなったら日本語で言えば良い、と割り切ることも大切です。