ヨーロッパと言えば、「トイレに入るときにお金を払わなければいけない」というイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
特にベルギーはその文化が顕著で、トイレに入るときにはチップを払わなければまずトイレに入れてもらえない可能性があります。
ここでは、そんなベルギーのトイレ事情について紹介していきます。
ベルギーって、トイレ入るのにチップがいるの??
そうそう!ベルギーって大変なのよ!
30セントから50セントを求められる
ベルギーでは、たとえそれが公衆トイレであったとしても、駅のトイレであったとしても、あるいはスーパーマーケットのトイレであったとしても、トイレの手前にスタッフがおり、そのスタッフに30セントから50セントほどのチップを渡さなければいけないというルールがあります。
もともとはチップなので「強制的に払わされるもの」というものではないのですが、ベルギーはこの習慣が徹底されており、チップを払わなければトイレに入れてもらえない可能性が高いです。
外国から来た人にはなじみのない週間のため、時々外国人が小銭を持っておらず、困っている姿を見かけますが、特に観光地などではスタッフがチップを徹底的に回収しており、たとえどれだけトイレに行きたかったとしても、小銭がなければトイレの利用を断られることがあるようです。
ちなみに、値段は事前に決められており、30セントのところもあれば50セントのところもあります。
観光地などでは50セントになっていることが多いです。
小銭も払わずにトイレに入ったらどうなるの?
トイレで支払う小銭はあくまでチップですので、「チップを払わずにトイレに入る=万引き」などというわけではありません。
しかし、チップを払う習慣が徹底しているベルギーでは、小銭を払わずに係員を振り切ってトイレに入った場合、腕を掴まれる、トイレの扉を外から開けられる、あるいは警備員を呼ばれる、などということもあるようです。
国によっては相手に触れるということがマナー違反なため、相手の腕をつかもうものならそれだけで傷害罪として警察を呼ばれてもおかしくない行いなのですが、ベルギーではこのようなことが普通に起こります。
小銭を持ち歩こう
世界一トイレが綺麗だと言われている日本からやってきた日本人にとっては、たいしてきれいでもないトイレのために30セントから50セントも支払わなければならないなんて納得できないと思うかもしれません。
しかし、トラブルに巻き込まれて嫌な思いをしないためにも、ベルギーでトイレに行くときには小銭を持っておいた方が無難です。
レストランやバーなどであれば、利用者は無料でトイレが使えますので、トイレは行ける時に行っておいた方が良いかもしれません。
怖いですね… ベルギーでは小銭を常に持っとかないと…
私、1回小銭がなくてトイレに入れなかったの!気を付けてね!
まとめ
トイレに行くというのは人間の生理現象ですので、小銭がなければトイレを使わせてもらえないというのは基本的人権の侵害なのではないかと思うこともあるかもしれません。
しかし、かといってチップを支払わなければとんでもないトラブルに巻き込まれてしまう可能性もありますので、トラブルを回避するためにも、チップの支払いをお勧めします。