職場で「この案件に関するスキームを明日提出するように」などと言われ、何を言われているのかわからないなどと悩んだ経験はありませんか？
ここではスキームについて紹介していきます。
ひろし：この案件のスキームを提出するように言われたんだけれど、どういう意味なのかな。
はるか先輩：あ、難しい言葉だよね。説明してあげる！
スキームの意味
スキームという言葉には「枠組みを持った計画」「計画を伴った枠組み」という意味があり、平たく言えば「やり方」や「仕組み」を指しています。
英単語の”scheme”から来た表現であり、「計画」「枠組み」というニュアンスを持ち合わせているのです。
計画だけで終わるものではなく、継続的に続けるという意味もありますので、単なる計画を表す「プラン」や枠組みを表す「フレームワーク」とは意味が異なります。
金銭が絡む仕組みで使われることが多い
スキームという言葉はビジネスや経済で使われることが多く、例えば事業計画なら「事業スキーム」と言われます。
ビジネスモデルを「ビジネススキーム」ということもありますし、課金のシステムは「課金スキーム」と言われます。
気をつけるべきポイント
スキームという言葉は英単語から来ていますので、この言葉に慣れると、英語を話している時も同じような感覚で使ってしまうかもしれません。
しかし、アメリカではスキームという言葉には「悪巧み」「陰謀」などというニュアンスがあると思われていることもあり、政治家が使う言葉ではないとも言われています。
それに対し、イギリスのスキームという言葉には「公共計画」などという意味があり、これが日本で使われているスキームという言葉の語源になっているのではないかと考えられます。
そのため、英語を話している時は安易に使わない方が良いかもしれません。
ひろし：そっか、計画という意味なんですね。
はるか先輩：そうよ！そんな大役を任されるなんてすごいじゃない！
まとめ
スキームという言葉は「継続の見込みがある」という場合に使われる計画という意味を持ちます。
プランやフレームワークとの違いを抑え正しい使い方を心がけましょう。
